海洋葬での散骨行為の違法性については、現在のところ違法行為では無いと結論づけられています。しかし、だからといって絶対に合法であるとも言えない「グレーな状態」であるのも事実です。今回は海洋葬が法律違反ではないが、絶対に合法であるとも言えない理由を紹介したいと思います。 1・合法であるとの見解は節度を保っていることが条件 海洋葬が墓埋法や刑法といった法律に抵触しないのは、厚生労働省が「遺灰を海や山に撒く葬送は墓埋法では想定しておらず、法律の対象外」という見解を発表しており、法務省も「葬送のために節度をもって行われている限り遺骨遺棄罪に該当しない」という見解を発表しているからです。その為、配慮や節度が不十分な海洋葬の場合は法律違反に問われる可能性があるのです。 2・今後新しい法律が作られる可能性がある 海洋葬のような散骨は新しい葬送方法であり、現在の法律が作られた頃には想定されていませんでした。その為、今後、散骨でトラブルが多発するような事態になると、散骨を規制する法律が制定される可能性かあります。 PR | がんの信頼できるセカンドオピニオン |