墓地や埋葬に関する法律がありますが、遺骨は必ずしも納骨堂や永代供養、お墓に収めるのが必須ではありません。市区町村で認めている納骨堂やお墓に、納骨や遺骨の埋葬をする決まりではあるものの、遺骨を祭祀継承者が保有しても法律に触れることは無いです。高温燃焼での火葬を行い、遺骨は骨壺へと収骨をします。骨壺は陶器で出来ており、その壺を収めるのは木製の骨箱です。木製の骨箱と陶器製の骨壺での保管により、中に入っている遺骨は無菌の状態になります。ほとんど理想的な無菌ですからカビの心配は本来であればないもの、カビが好む条件が整ってしまうとこの限りではありません。基本的に繁殖能力が無駄に高いのもカビであり、高温多湿地帯などはイキイキと増えてしまいます。環境と共に繁殖に必要な栄養素まで整うと、お構いなしに増えるのもカビです。カビから遺骨を守るためにも、むき出しで骨壺を保管するのは控えます。湿気を吸収してくれるのは桐箱であり、むき出しの骨壺だと外気の湿気を吸収することがあるので要注意です。 |